2話/「迷子拾いしました。」

「あ…」

どうしたものか…若いにーちゃんがブランコ乗ってんよ。
ものすごい格好で

…イケメン。?イケメン?

さて2時間くらい前のこと。

「雷鬼ー!!」

コイツは友達の工藤拓海。
腐れ縁ってヤツ?

「何?」

「あのうわさ知ってるか!?」

噂…?なんだ?
興味ないけど。

「いや、どうかしたのか?」

「女子のリーダーだよ!宮野凛香!昨日男を引き連れて来たらしいぜ。しかもイケメn「おーおー、それがどーした。俺はこれから急がしいんだよ。」酷くねッ!?」

「じゃーな。」

宮野凛香は女子のリーダー的な存在で、俺の嫌いなタイプ。
独占欲がすごいんですとよw
飽きたら捨てるしね。


そして今に当たる。

どないしよか。ん?言葉がなまってる?
おっと、失礼。驚くとおかしくなるのよ口調が。

「おにーさん、どーしt「近づかないでくれる?」あ、はい。すみませn…、じゃなくて!どーしたのって聞いてんだよ!」

「…別に。」

うん、別にって感じじゃないぞ。
わけありかな…?

「どうしたか言ってみろよ。力になれるかもしんねぇし。」

「………。」

…めげないもん!(泣

「財布でも落とした?」

「………。」

まだ粘るかこいつ…。

「もしかして迷子とか?」

「……(ピクッ」

ビンゴ!

「うーん、交番行く?」

「…いや…、俺様、人探さないといけないから。」

「あれ、逸れたのか。」

俺様…?

「うん、まぁそんなとこ。」

「手伝おうか?」

「いいよ、たぶんここら辺にはもういないし。もっと遠くを探してみる。」

「?」

「……実は昨日からさがしてるんだけど、此処は俺様達の知ってる場所じゃないみたいだし…道も似たようなとこばっかだし…。」

「名前…」

「?」

「名前は…?」

「猿飛佐助だけど?」

そうか…やはり、元親と同じか…。

俺様達って言ってるからまだいるんだろうな…?



「女子のリーダーだよ!宮野凛香!昨日男を引き連れて来たらしいぜ。しかもイケメn「おーおー、それがどーした。俺はこれから急がしいんだよ。」酷くねッ!?」

あ、ちゃんと聞けばよかった。たぶん関係あるな…。


「ねぇ、大丈夫?眉間にしわ寄ってるよ?」
そう言って顔を覗き込む佐助。

あ。可愛い。
じゃなくて!!��


「大丈夫、それと俺の名前は桜花雷鬼。で、突然だけど。」

「?」

「行くとこないなら家くる?昨日からならメシ食ってねぇだろ。」

「でも…、旦那達が…」

「それなら心当たりがある。たぶん大丈夫だろ、だから家においで。」

「…うん。」



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「ただいまぁ〜!」

「お!おかえr?!」

「おじゃまするy?!」

「なんだい、知り合いかい?って当たり前か。」

「鬼の旦那がいるとか聞いてないよ!」

「言ってないし。」

「どうして武田の忍が!」

「拾った。」